Paris Report 1990
1990.6.30
花の都パリ。その集合住宅について、街区・建物・住戸の各レベルの実態を徹底調査。
荒川区とパリの類似性から、一念発起して実施したパリ自主調査。
高層や均質などの近代性を否定し、近世パリに目標を置き換えたパリを学ぼうと、慣れない洋書を翻訳しながら、パリを徘徊し、場当たり的に街区・住戸の実地調査を決行。
現地パリっ子達の協力を得ながら、高齢化率や容積率、建物用途などを街区単位で収集し、東京との比較データとなるよう整理。
建物の小さなネームプレートや店の観察から業種・用途を特定する調査を一週間、皆にわかフランス通となる。
郊外庭付きへの憧れはパリジャンも同じらしいが、同時に都市生活の日常を楽しむエネルギッシュなところは、荒川が目指すべき大いなる下町社会。
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